CTI ジャパンの資格全体像|基礎コースからCPCC認定までの全ルート
CTI ジャパンはCoaches Training Instituteの日本拠点で、コアクティブ・コーチングという独自体系を提供する世界最大級のコーチ養成機関です。資格取得を検討する方の多くが「コース構成が複雑で全体像がつかみにくい」と感じています。本記事ではCTIの資格全体像を1本化して整理し、基礎コースから最終認定(CPCC)までの流れ・費用・期間を実情ベースでまとめます。
- CTIは世界60拠点超を持つ最大級のコーチ養成機関
- 資格取得は基礎→応用4種→認定プログラム→試験の段階制
- 最終認定はCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)
- 総費用は90万〜120万円、最短期間は1年半
- ICF認定(PCC・MCC)への学習時間としても認められる
CTI ジャパンとは|世界規模のコーチ養成機関の日本拠点
CTI(Coaches Training Institute)は1992年にアメリカで設立されたコーチ養成機関で、世界60拠点超を持つ業界最大級の組織です。日本拠点であるCTI ジャパンは2000年に活動を開始しました。
CTIの特徴は「コアクティブ・コーチング」と呼ばれる独自体系を持つことです。一般的なゴール達成型のコーチングよりも踏み込み、価値観・感情・身体感覚といった非言語的な情報まで扱う深い対話を志向します。クライアントを「もともと創造的で資源に溢れた全き存在」と捉える人間観が体系の土台になっています。
世界共通のカリキュラムを持つため、日本で取得した資格がそのまま海外でも認知されます。グローバル企業のコーチ案件や、海外在住クライアントとの仕事で強みを発揮する場面が多いと修了生から報告されています。
CTIの主要コース構成|基礎・応用・認定の3層
CTIの資格取得プロセスは、基礎・応用・認定の3層で構成されます。それぞれのコース内容と費用感を整理します。
基礎コース|2日半のワークショップ
コアクティブ流の世界観と基礎技術を体験する2日半のワークショップで、費用は10万円台前半が目安です。多くの受講生はここで「自分との相性」を判断します。
応用コース4種|各3日間
応用コースはフルフィルメント・バランス・プロセス・シナジーの4種で、各3日間構成です。1コースあたり15〜20万円で、合計4種を修了することが認定プログラム参加の前提条件になります。
認定プログラム|25週間の長期プログラム
応用4種を修了した受講生のみが進める長期プログラムで、25週間にわたって週1回のグループセッション+実践課題に取り組みます。費用は40万円前後です。
最終試験|口頭試問+実技
認定プログラム修了後に口頭試問と実技を含む試験を受け、合格するとCPCCの認定を受けられます。最短でも1年半の継続学習が必要な構成です。
CTI資格の総費用と支払いの分散方法
CTI資格の総費用はコース料金だけで90〜100万円、教材や交通費を含めて120万円前後が現実的な見積です。複数年に分散できるため、年間予算30〜40万円で進めるパターンが多く見られます。
推奨される進め方
初年度に基礎コース+応用2コース、次年度に応用2コース+認定プログラム前半、3年目に認定プログラム後半+試験というスケジュールが、社会人にとって現実的なパターンです。
教育訓練給付制度の活用
CTI ジャパンの一部講座は教育訓練給付制度の対象になる回があります。雇用保険の被保険者期間が3年以上ある会社員であれば、受講料の一部が後日還付されます。
企業研修予算の活用
マネージャー層・リーダー層の場合、所属企業のリーダーシップ開発予算を充てられる場合があります。CTIは企業向け研修プログラムも提供しているため、人事部経由で導入されるパターンも珍しくありません。
CTIとICF認定の関係|CPCCはPCCにも活きる
CTIで取得するCPCCは、ICF JapanのACC・PCC・MCC認定とは別系統の資格です。ただしCTIで学んだ時間はICF認定の学習時間として認められるため、CPCC取得後にPCCへ進む二重取得が一般的なルートになっています。
具体的には、CPCC取得時点でICFのPCC認定要件である125時間以上の学習・500時間以上のクライアント実績の前提が大半クリアできているケースが多いです。あとはICFの試験を別途受けるだけで、PCCの認定が取得できます。
このルートを取るコーチが多いのは、CPCC(コアクティブ流の体系を証明)とPCC(ICF基準のクライアントワーク能力を証明)が補完関係にあるためです。両方を持つことで、独立コーチとしての差別化と法人案件での説得力が同時に手に入ります。
CTI資格取得を検討する前のチェックリスト
- コアクティブ・コーチングの体系に共感できるか確認した
- 1年半以上の継続学習計画を立てた
- 総費用90〜120万円の支払い計画を分散して考えた
- ICFのPCC取得との二重取得を視野に入れた
- 基礎コースだけ受けて判断する選択肢も検討した
よくある質問(FAQ)
Q. CTIの基礎コースだけ受けても意味がありますか
意味はあります。コアクティブ・コーチングの世界観と基本技術を体験できるため、ビジネス上の人間関係やリーダーシップ向上にも直結します。応用以降に進むかは基礎修了後に判断する流れが推奨されています。
Q. CTIの資格は法人案件で評価されますか
評価されます。特にコアクティブ流が広く知られるエグゼクティブコーチング領域で強く、CPCC保持者は時給単価でも上位に位置することが多いです。
Q. CTIの講座は英語で受ける必要がありますか
日本語で受講可能です。CTI ジャパンの講座は日本人講師が日本語で進行します。海外コースに参加することもできますが、必須ではありません。
結論|CTIは段階的に学べる世界基準の体系で長期キャリアを支える
CTI ジャパンの資格は基礎・応用・認定の3層で構成され、最短1年半・総費用90〜120万円でCPCC認定に到達します。複数年に分散できる柔軟なカリキュラムと、ICF PCCとの二重取得ルートが大きな魅力です。コアクティブ・コーチングの世界観に共感する方には、長期キャリアを支える有力な選択肢として検討する価値があります。

