チャイルドコーチングマイスターの取り方|JAFAの受験条件とformieの費用
チャイルドコーチングマイスターは、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する民間資格です。JAFAが案内する認定機関の講座を受け、その機関のWebシステムから試験を申し込みます。JAFAへの直接の申し込みは受け付けていません。2026年10月2日に確認したJAFAの案内先は、formieの「チャイルドコーチングマイスター資格取得講座」です。
formieには、36,300円(税込)の個別購入とサブスクがあります。サブスクは受講料のほかに、受験と認定証の発行にもポイントを使います。認定証の必要ポイント数は公式ページ同士で異なるため、初回980円を資格取得までの総額と考えることはできません。取得手順と、支払方法ごとの条件を分けて見ていきます。
講座受講から資格取得までの流れ
- 講座と支払方法を選ぶ。 個別購入は教材、初回試験、認定証、サポートの費用を含みます。サブスクは受講、初回試験、認定証の各段階でポイントを使う方式です。
- Web教材で学ぶ。 formieの講座は、傾聴、質問、承認、目標設定、ペアレントケアなど全8章47レッスンで構成されています。スマホやPCで教材を読み、練習問題にも取り組めます。
- 講座受講後にWeb試験を受ける。 JAFAは、認定機関のWebシステムから申し込み、受講後は随時在宅で受験できると案内しています。合否も認定機関が即時に判定・通知します。
- 合格後に認定証を受け取る。 formieの試験・認定案内では、合格後2〜3週間で認定証が届くとしています。サブスクでは認定証の発行依頼にもポイントが必要です。
JAFAの試験概要には、合格点や合格率は掲載されていません。公開されていない数値を使って、試験が簡単だとは判断できません。また、同概要とformieの講座・試験案内には、対面の実技審査の説明は見当たりません。講座の修了やWeb試験の合格と、対面で指導技術を評価されたことは分けて考えます。
教材の内容と学習期間
formieの教材紹介は、コーチングの歴史から親自身の心のケアまでを扱っています。子どもへの質問の仕方だけを学ぶ講座か、親の問題や自己肯定感も扱う講座かは、受講前に比べたい点です。公開されている内容を、次のように分けられます。
| 教材で扱う分野 | 講座ページに掲載された内容 |
|---|---|
| コーチングの基本 | 語源、歴史、流派、基礎の学習 |
| 傾聴と観察 | 共感の方法、非言語コミュニケーション、共感がうまくいかない時の対応 |
| 共感 | 感情に関わる共感、相手の考えを理解する共感、ミラーリング |
| 質問 | 質問の種類、拡大質問と限定質問、質問の練習 |
| 承認 | 承認の方法、発達段階、ソーシャルスタイル理論 |
| 目標設定と行動 | フィードバック、継続的なフォロー、目標のずれの修正 |
| ペアレントケア | 親の問題、自己肯定感、自分自身へのコーチング |
8章目は講座ページで「トライシューティング」と表記されていますが、この項目の詳しい内訳は掲載されていません。表は公開されている教材紹介の範囲であり、全47レッスンの内容を網羅したものではありません。
formieのよくある質問には、取得の目安として約1ヶ月が示されています。これは講座提供者の目安で、1ヶ月での合格が保証されるという意味ではありません。同じ案内では、自分のペースで学べることと、試験に受験期限がないことも説明しています。ただし、サブスクを解約した時の教材閲覧や受験の権利には規約上の制限があります。
学習期間と質問できる期間も別です。 利用規約第4条(2)では、教材の内容を質問できるサポート期間は受講申し込みから180日間と定めています。講座ページの注記は「受講開始より180日間」と表記しているため、申し込み日と受講開始日が異なる場合の起算日は、申し込み前にformieへ尋ねる必要があります。教材を読める期間だけを見て、いつまでも質問できるとは考えないようにしてください。
個別購入とサブスクの費用
| 支払方法 | 公式ページにある条件 | 支払い前に見ておきたい点 |
|---|---|---|
| 個別購入 | 36,300円(税込)に教材、初回試験、認定証、サポートの費用を含む。不合格後の再受験は1回1,500円。 | 試験を受けておらず、受講申し込みから7日以内なら、1人1回に限り指定の方法で返金を申請できる。振込で返金する場合は事務手数料300円を差し引く。 |
| サブスク | 初めて申し込む人は初回7日間980円、その後は月額3,980円(税込)。資格学び放題プランは受講に1000P、初回受験に1000Pを使い、規約では更新ごとに1000Pを付与する。 | 認定証発行は講座ページで500P、規約で1500Pと異なる。初回に付与されるポイントと、申し込み画面の次回決済日も確認する。 |
2026年10月2日時点でも、サブスクの認定証発行はformieの講座ページで500P、利用規約第6条(7)で1500Pと、公式ページ同士で数字が一致していません。受講と初回受験に必要な各1000Pは共通します。認定証までの総額は、適用されるポイント数と初回の付与数が分からないため計算できません。安い方の表示を採用して取得総額を示すこともできません。
サブスクで不合格になった場合、規約では再受験料1,500円、または資格学び放題プランで500Pを消費する方法が示されています。個別購入も再受験料は1,500円です。再受験料の税区分は、確認した規約に記載がありません。税込の36,300円と同じ税区分とは判断できません。
個別購入の返金は、規約第5条(2)の条件に従います。試験を受けていないこと、申し込みから7日以内であること、指定の方法で申請することが必要です。決済の取り消しで返金できるクレジット払いでは手数料はかかりません。サブスクは講座ページでも返金対象外とされており、個別購入の返金条件は使えません。
解約前の受験・認定証と取得済み資格の扱い
formieの利用規約第6条(6)は、次回決済日の前日までに指定フォームから解約する方式です。決済が済んだ支払いは取り消せません。年間払い・半年払いでは、途中で解約しても一括で支払った分は返金されない条件もあります。
同条(8)では、解約すると未使用ポイントが直ちに失効し、試験を受ける権利と認定証を発行してもらう権利も直ちに消滅します。契約の残存期間は教材の閲覧のみ可能で、初回期間中に解約した場合はすぐに閲覧できなくなります。まだ合格していない場合や認定証を依頼していない場合は、学習が終わっただけで解約せず、受験・発行の条件まで見て判断する必要があります。
取得済み資格の利用は、受験前の権利とは別です。規約第5条(4)は、個別購入の代金に資格維持管理費を含み、返金した場合を除いて資格利用の追加費用は不要としています。第6条(11)では、旧「資格取り放題プラン」だけに、解約後の履歴書・名刺・プロフィール等での公開利用の制限があります。現行の資格学び放題プランなど、他のコースには同じ制限はありません。過去の契約者は、現在の料金表示だけで判断せず、自分が契約したプラン名を見る必要があります。
似た名前の資格との区別と活用
この資格の認定団体はJAFAです。当サイトで紹介しているJADPのチャイルドコーチングアドバイザーや、JAKCのキッズコーチング資格とは別の認定です。名称が似ていても、受講先、受験条件、費用を混ぜて比べないよう、最初に認定団体を見分けてください。
formieの講座案内は、自分の子育て、幼稚園・保育園・学校の仕事、育児セミナーなどで学んだ知識を活用する例を挙げています。これは講座提供者による活用の案内です。資格保有者全体の就職、収入、活動件数を示したデータとは区別します。formieの規約第7条も、独自の認定資格であって国家資格ではないことと、就職等の効果を保証しないことを明記しています。
資格の認定と講座の修了証の違いを比べたい場合は、コーチングの認定資格と修了証の見分け方も参考になります。JAFAの資格を選ぶ場合は、認定証に必要なポイント数、初回の付与ポイント、次回決済日、サポート期間の起算日をformieに尋ね、回答を申し込み画面の表示と照らしてください。
出典
2026年10月2日に確認した、認定団体と講座提供者の公式ページです。

